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​ANOTHER-STORY

幼いころに事故で両親を失った翔は周りの助けもかりつつ
高校生ながら一人暮らしをしていた。

これといって特技もなく、部活に入らず生活費を稼ぐためバイトをする日々。
同じような毎日。平凡な毎日。

そんなぬるま湯に浸っているような日々に終止符を打つ出会いは突然きた。

その出会いを境にみるみるうちに変わる日常。
それまでグレーだった翔の毎日が色づき始める。

chapter

01

出会い

平凡な日々を過ごしていた高校2年生になる生野 翔は、友人の「星を見に行こう」という突然の誘いから、流れで下見役に任命される。そこで出会った牛柄のシャツを着た謎の男。
「よぉ、少年」とへらへら笑う人物が出てきた草陰を見ると大きな木の近くに不自然にある大きな穴。
好奇心に逆らえず近寄れば、中から風が吹いていることに気づきそのまま入ってしまう。
穴を抜ければ広がる湖。しばらく心地の良いその場所にとどまっていた翔だったが、目的を思い出し、来た道を戻っていく。

それほど長くいたはずはなかったが、いつの間にか外は暗くなっていた。
不思議に思っている翔の前にまた、見覚えのある人物が現れた。最初に声をかけてきた男と思っていたのだが最初に会った様子とは違うことに気づく。角に耳、そしてゆらゆらと揺れる尻尾に翔は驚きを隠せずにいた。混乱している翔に男は近づいてきて言った。
「お前、”見えて”るな」

chapter

02

人と星人

「星人について教えてやる」そう言われ、約束していた場所にきた翔であったが騙されているのではないかと不安もあった。

しかし、これから起こるかもしれない「何か」にわくわくしていた。
待ち合わせ場所に訪れたのは、星空観察の下見で出会った牛男だけではなく緑色の髪で片目を隠し、角と耳の生えた大男もいた。二人に連れられ、来たことを後悔しながらもカフェに入る。
「星人は星座が人の形を成した存在だ」
理解できないまま、自分のことを「コウ」と名乗る牛男の説明は続く。丁寧に説明をしてくれる相手のことを不審に思った翔は思い切ってその理由を尋ねるとただ一言。
「つまらなさそうだったから」
さらりと言われた言葉に翔は何も言い返せないのであった。

chapter

03

シェアハウスと星人

百聞は一見に如かず。
翔が言われるがままに、半ば強引に連れてこられたのは大きな蔦の絡まる洋館。「ただいま」と大きな声で入っていくコウに続いて、緑色の大男、レンも入る。ためらいがちに入れば続々と出てくる星人。どうやらここは12星座が一緒に暮らすシェアハウスのようだ。

ついでだからとこれまた強引に手を引かれながら、星人の世界を案内される。
翔にとってそこはどこもキラキラとしていてまぶしかった。この出会いをきっかけに翔の日常は少しずつ変化していく。

to be continued…

CHARACTER

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生野 翔(いくの しょう)

9月16日生まれ/おとめ座
帰宅部

高校2年生。
冷静で大人びており、「普通」を好む。
同じクラスの真姫に想いを寄せている。

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本間 律(ほんま りつ)

12月2日生まれ/いて座
テニス部

翔の親友。
お調子者で、思いつきで行動することが多い。へらへらと少し
チャラい。

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水野 真姫(みずの まき)

4月21日生まれ/おうし座
吹奏楽部

翔のクラスのマドンナ的存在。いつも笑顔で誰に対しても優しく気が利く。

少し天然なところがある​。

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高橋 栞(たかはし しおり)

6月27日生まれ/かに座
陸上部

真姫の親友。陸上部のエースで元気いっぱい。男勝りな性格でまがったことが大嫌い。

星座擬人化another story漫画計画進行中…?

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